6月3日(木)に5年生の平和学習が行われました。5年生は、村内の戦跡をめぐりました。
西崎にある「ガズィマルガマ」では、戦争体験者の東江栄一さんから、1945年4月16日 米軍の伊江島上陸前後の様子やガマでの生活について講話をして頂きました
「ガマの中にはこの辺の8世帯の家族が避難していました。島の海岸線には米軍の船がいっぱで海をうめつくしていた。」
「飲み水は、洞窟内にたまっているを水をみんなで分け合って飲んでいたよ」
「アメリカ兵が民間人として、投降するよう呼びかけた時、一人の住民が竹やりを持って出ていったので、射殺された」
「その後、捕虜になってナーラの収容所に行って、その後、島民は、座間味島に疎開した」
他にも「千人ガマ」の名前の由来や他のガマなどの様子もなど、当時の様子を振り返りながら語ってくれました。
子ども達からの「その時食べ物はどうしたのですか」「ガマの様子は変わっていませんか」など質問に、丁寧に答えてくれました
学習後5年生から
「東江栄一さんから、戦争の話が聞けて良かったです。伊江島で戦争があったのはしていたけど、来たことのある場所に島の人たちが避難していたことを聞いてびっくりしました。戦争のことや伊江島の昔のことをもっと聞きたいです。ありがとうございました。」
「話を聞いて、戦争はこわくて、2度と起こってほしくないです。もっと聞きたいです」
東江栄一さんから
「島で戦争を体験して話せるのは、島にはもう3人くらいしかいないはず。おじーが元気な間は、子ども達に戦争のことや昔の島の様子をはなしてあげるよ。いつでもきなさい」
「戦争で多くのいとこ親戚、友達が亡くなって、伊江島を離れてる時の悲しさ、戻ってきた時に島を見て色んな思いから涙がでた。二度とあんな戦争は起こってほしくない。子ども達にも体験させたくない。二度と起こらせないためにも戦争についてを語り継いでいって欲しい」
今後、戦時中のこと疎開先での様子や伊江島の戦前の様子、伊江島にあった「東洋一の灯台」などについてお話して頂きたいです。